「その一・メンタリズム」思考の原理
7つの原理の一つ目は、思考の原理です。
思考は現実化する・・・とは、聞いたことがある方も多いかもしれません。
この原理は、引き寄せの法則でもよく語られています。
ではなぜ、思考は現実化するのか?
(これは、初めにご説明した3つの段階の話ともかぶってくるのですが・・・)
そもそも、私たちの脳は自分の周りの情報を「選択」して意識に上げているからです。
同じ映画を見ても、注目する場面は違いますし、その後記憶に残っている内容は、人それぞれです。
誰かの感想を聞いて、楽しみに見に行ったのに、思っていたのとは全然違って、がっかりする・・・なんてことは、映画に限らずよくあることですね。
思考の原理においては、以下のことが言えます。
全て(の情報)→一人一人の宇宙(自分だけの選択)→自分も他人もいる世界(それぞれの現実がわかりあえない状態)
この思考の原理で大切なことは、あなたの現実は、すべての現実ではない。
ということです。
実は人間関係などの問題は、この自分の現実こそが全てだ。という勘違いから生まれます。
自分の目の前の現実を、疑うことが出来ると、悩みを解決する能力は格段に上がります。
自分が見ているものだけが、全てではない。目の前の現実は「意味付けが変わるだけ」で簡単に変わるものなのだと知ることが出来ると、選択肢が増え人生を意識的に選ぶことが出来るようになります。
これが、認識できると「これしかない!」という、ゲームの中のキャラクターの意識から、「どう進めようかな?」という、プレイヤーの意識へと拡大していきます。
もちろん、どんな意識で生きても良いのですが、二つの視点を持って生きるほうがより意識的に人生を楽しめるようになります。