「その七・ジェンダー」両性の原理
7つの原理の七つ目は、両性の原理です。
これは、男性性・女性性の原理とも、陰陽とも呼ばれています。すべての要素を2つにわけた時、男性性と女性性(陰陽)にわかれるということです。またこれらが一つになった時、様々なものを生み出すことが出来ます。
陰陽について知ることは、具現化の能力を上げることにも繋がります。イメージ(陰の力)と行動(陽の力)が結びついたとき、はじめて現実に変化が起きるからです。
両性の原理をいかに上手く使うかは、望みを叶えることにリンクしているのです。
あまり語られることは少ないのですが、望みの中にも陰の望み(主に感情などにまつわる望み)と陽の望み(行動によって叶えられる望み)がともにあります。このことに気付くと、望みを叶えた結果がとても豊かになります。
結婚して安定したい。お金持ちになって豊かに暮らしたい。
よく聞かれる、これらの望みの中にも、陰の要素(安定、豊か)と陽の要素(結婚、お金持ち)が含まれています。ここに気付かないままだと、望みを叶えること自体が出来なかったり、条件的には望みが叶ったはずなのに、心が苦しいままだったりするのです。
また、物事の始まりは、陰から始まり陽へ向かいます。これは、成功法則などでも「まずはビジョンを持ちましょう。」と、よく言われているので、知っている方も多いと思います。
現実という「自分と他人がいる世界」では、実際に行動することが必要になります。ですから、ビジョンを描くという陰から始まり、そのビジョンに基づき行動する、という陽に向かったとき、はじめて望みが叶った状態が生まれるのです。
現実の世界で生きる醍醐味は、行動に伴う経験を味わうことです。この経験とは、行動をしないという経験も含まれています。ただ、せっかくこの世に経験を楽しみに来ているのだとしたら、勇気を出して自分が望んだ経験をするほうが、より人生を楽しめるのではないかと思います。