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悪口を言う人は振動数が低いのか?

悪口を言う人は振動数が低いのか?というお問い合わせを良くいただくので、それについて書いてみます。

 

先ず結論から言うと、悪口を言う人は振動数は低いです。

 

ただし、だからダメだということではありません。振動数の高い低いは、何度もお話しするように、良い悪いではありませんから・・・。

 

悪口を言う人が振動数が低いというのは、道徳的なお話ではなく「悪口を言うためには価値判断が必要になる。」という理由からです。

 

悪口とは、何かと何かを比べた場合、どちらかが悪い(価値がない)という判断のもと、自分の主張を述べるということです。価値判断は、悪い物ではありませんが、そこからは分離が生まれますから、振動数は下がります。因みに何かと何かを比べて、どちらかが良いとすることも、価値判断するという点では同じです。(こちらは語られることが少ないのですが・・・)

 

悪く言いたくなる状態もそれに比べて良いと思っている状態も、実は同じ線上の極でしかないと気付くことが、価値判断を無効化し含むことであり、統合に進むということなのです。振動数が高いということはそれだけ統合が進むということですから、価値判断のしようがないため、悪口の言いようもないのです。

 

ただし、振動数が高い状態でも一見悪口に感じるような発言が出る場合もあります。その場合とは「悪口を使っている場合」と「好き嫌いを言っている場合」です。

 

「悪口を使う」というのは、セッションの仕事などで相手の振動数を上げなければならない場合に、相手に「悪口を言っては駄目だ!」という価値判断がありすぎたとき、ショック療法的に使うということです。(もしも使う場合は、慎重に使う必要があります。)

 

また「好き嫌いを言う」とは、価値判断ではなく単なる好みの話です。誰かがピーマンを嫌いでも、ピーマンの価値は変わりません。また、価値があるからピーマンを好きになるわけでもありません。好みとは、価値を超えたものなのです。この好みと価値判断が、混同された場合「嫌い=ダメ(価値がない)」となりやすく、単なる好みの話が価値判断の話(悪口)に聞こえてしまう場合があるのです。

 

悪口を言うためには価値判断が必要で、価値判断が多いということは分離しやすい分、振動数は低いということになります。

 

しかし、悪口を言うというのも、その人の価値観の主張でしかなく、その人のこだわりや思い入れの表現でしかないですから、悪口自体が悪いというわけではありません。実は・・・悪口をどう扱うか?も単なる好みの問題なのです。