楽しく生きるための錬金術

ヘルメスの7つの原理という精神の錬金術を学びたい人のためのブログ

個性を生かすとは・・・

個性を生かすということは・・・いったいどんなことを指すのでしょうか?

今「個性を伸ばすことが大切だ」と様々なところで語られているようです。

 

もちろん個性を生かすことは、流れに乗って自分の人生のテーマをしっかりと味わうためにとても大切なことですから、私自身も個性は生かしたほうが、人生をより楽しむためには良いことだとは、思っています。

 

ただ「個性を生かす」ということを、とても曖昧にとらえているために、かえって悩むことになっている人も少なくないことも事実です。

 

「個性を生かしたいのに・・・自分の個性がわからない。」とか「自分の個性を分かってくれる人がいなくて苦しい。」とか・・・曖昧さゆえに、個性を生かすという正解にたどり着けない!とお悩みの真面目な人もいるのです。

 (ここを読んでいただいている方は、お分かりの方も多いとは思いますが、そもそも正解を探すこと自体が苦しみを生むのですが・・・。)

 

それはともかく、この曖昧さについて考えることで、自分の個性を肯定することが出来るようになることを目標に、今私はこちらを書いています。

 

まず、個性の定義ですが・・・ここでいっている個性とは、自分のテーマをより豊かに生きるためのアイテムであり、様々なものを含み統合へと進んでも(この世で生きている限り)無くならない偏りのことです。

 

そもそも個性には善悪はありません。長所が短所に、また短所が長所に変わる時、その個性自体が変わるわけではないということです。

 

もしも個性のとらえ方が変わるとしたならそれは、そのおかれている環境が変わり、その個性が必要とされる(もしくは不必要とされる)場所にいることが原因の場合と、ある程度、周囲の状態に合わせて個性のコントロールが出来るかどうか?が鍵になる場合とがあります。

 

「個性を生かす」ということに取り組む場合、大切なのは環境を選ぶことと、個性をある程度コントロールできるようになることです。

 

これらが出来るようになるために必要なのは、自分や他人に対する信頼感です。偏った自分でも大丈夫と思えること。それと同時に偏った他人もそれはそれでいいのだということを認識することが出来るようになると、自分自身に個性を出す許可がだせるようになり、それを生かす場所に行く勇気を出しやすくなります。

 

また、信頼関係が築けるようになることで、人間関係への不安が少なくなる為、不安からの行動が減ります。不安からの行動は視野が狭くなりやすいため、過剰になりすぎる傾向がありますから、個性をコントロールするためには不安を少なくするように心がけることはとても大切になります。

 

あなたの個性を生かすためにも、あなた自身の個性と他人の個性を(出来る範囲で)ゆるし、自分の世界の信頼感を上げてみてください。