原因を考えて落ち込んでしまう・・・本当の原因とは?
原因を考えて落ち込んでしまう・・・本当の原因とは?
引き寄せの法則などで「良いことを考えていれば」「良い気分でいれば」それに応じたものが手に入る。などと言われているのを見たりすると・・・
嫌なことが起きた場合に、まじめな人ほど「嫌なことを考えた自分が悪いんだ・・・」と、落ち込んでしまう可能性が高いです。
でも、実は原因はそこではないのです。
例えば「恋愛」●●さんと付き合いたい!と望んだとしたら・・・そこには、付き合えた!⇔良いこと、付き合えない⇔悪いこと、という要素が同時に発生します。
一般に引き寄せの法則で語られている「良い気分でいる」とか「上手くいったことをイメージする」というのは、良いこと(付き合えた!)という結果を出すための努力なのです。「どうせ上手くいきっこない・・・」と暗い気分でいるよりも良い気分でいるほうが、良いことが起きる可能性は当然高まります。しかしどんなに良い気分でいたとしても「絶対に報われる!」というわけではありません。
なぜならば、付き合いたい!という「望み」を成立させるには、上手くいく・いかないという両極の要素が必要だからです。
そもそも人は上手くいっていることについては、望みませんし、全く上手くいく可能性がないと感じるものについて望むことも少ないのです。望みとは、叶うか叶わないかが分からないからこそ生じるものなのです。
つまり、この場合悪いこと(付き合えなかった)が起きた本当の原因は「望みそのもの」だったりします。「望み」というものに上手くいかない(叶わない)が含まれているからです。
もちろん、だからといって望むことが悪いことなのではありません。人生というドラマにおいて「望み」をもちそれに向かって努力することは、とても素晴らしいことです。
ただ、望みが叶わなかったからといって、その原因を全て自分の考え方や言動のせいにしてしまうのは、少々乱暴な話だということは、おぼえておいても良いかもしれません。
3つの段階の仕組みからみてみると、キャラクターとしての「自分」を超えた力というものも、人生には働いているということなのです。