楽しく生きるための錬金術

ヘルメスの7つの原理という精神の錬金術を学びたい人のためのブログ

振動数を上げる時に起きること

振動数を上げる時に起きること・・・揺らぎのお話・・・

 

このブログを読んでいただいている方の一番の関心事は「振動数を上げること」のようです。私も人のことは言えませんが、まったくマニアックな関心事です(笑)錬金術の世界も様々な視点で切り取られて発信されていますが、このブログは仕組みについて書くことに重点を置いています。錬金術の研究をしている人の中には(一見、錬金術に見えないものも含む)様々なアプローチがあり、どれもとても興味深いものです。

 

さて「振動数を上げる」仕組みの中にある・・・揺らぎ・・・とは何かと言いますと、統合(何かを含む)時には、必ずそれまで物事を分けていた自分の信念(価値判断)をいったん捨てなければならない。ということです。

 

振動数が高いこととは、より統合に進むこと。すなわち様々なものを含み抽象度を上げる必要があるのです。これは沢山の情報を含むことであり、小さな違いに翻弄されにくくなることでもありますが・・・実は案外人気がありません。

 

その原因の一つに、この揺らぎがあるのです。揺らぎというのは縛られず軽く心地よく感じると同時に、不安定でよりどころが無く恐怖心を感じる人も多いのです。スピリチュアルをやっている人が良く言われることのひとつに「地に足をつけなさい!」ということがありますが、これは揺らぎを察知した人の思いやりの言葉でもあります。

 

セッションなどでは、振動数を上げてその人の望みが叶いやすくなる環境をつくりだしますが、この時も揺らぎが起きるので不思議な感覚を感じる方も多いようです。

 

人間には「今のままそのまま」を良しとする、脳の仕組みがあります。揺らぎとは今のままそのままが無くなってしまうことを意味するので、どうしても不安や不快感がともないます。波打ち際に立った時、足元が崩れていく感覚を感じたことのある方もいると思いますが、まさしくあんな感じです。少々気味が悪いかもしれませんが、そこを超えた時、振動数は確実に高くなります。

 

錬金術とは、振動数を上げること抜きには語ることはできません。しかし、この現実に生きている限り、振動数を上げるだけでは(特殊な人を除いては)楽しく生きること、人生をより深く味わうことは難しいのです。

 

アルケミストが振動数を上げる訓練をするのは、逆説的ですが振動数を下げる為でもあります。振動数の上げ下げをして人生を味わうためには、まずは振動数を上げる必要があるからです。

 

「振動数を上げたい」とお考えの方は、まずは揺らぎを受け入れることです。「絶対こうだ!こうしなければならない!」と感じていることを、本当にそうなのか?疑うことが揺らぎの第一歩です。揺らぎを超え振動数が上がった時、目の前には沢山の選択肢がみえてきます。その中から自分の好みのモノを選び、振動数を下げ集中して味わうことこそが、楽しく生きるための錬金術なのです。